かまんよ書店のダイ・アオキです。今日もちょっとかまんでしょうか。
今日ご紹介するのは
「石を磨く」美術史に隠れた珠玉
著者の星野桂三さんは画廊。絵を集めて展示会をして販売する人です。
星野さんは駆け出しのころ、先輩の画廊経営者に
「絵には玉と石がある。石はいつまでたっても石。もっとええものを探せ」
と言われたそうです。そのアドバイスと正反対の道を星野さんは歩んできました。
それがこの一冊に彼が気になった作品と画家が丁寧に紹介されています。
ところで、絵画展などを企画する人のことをキュレーターと呼ぶそうです。
僕も最近知りました。本屋めぐりをしていると、本屋にギャラリーを併設しているところもあり、
このキュレーターを兼業している人もいます。本屋の仕事もキュレーターっぽい仕事なので、あまり違和感はありません。
「石と磨く」の話を知り合いのデザイナーのTさんにしたところ、
「よくこんな企画するなっていうキュレーターがいる」と教えてくださった。
展示内容は以下です。クリックしてみてください。
見ていて気分が悪くなる方も当然いるかと思います。
ただ、死刑囚に絵を描かせるってすごい(普通じゃできない)ですよね。しかも複数。
企画力もすごいが、行動力というか、折衝力(交渉力!?)もすごい。やろうと思ってもできない。
究極のキュレーション(→ちょっとオヤジ入ってます)を知った感じです。ここまではまねできない。
最後にちょっとかまんでしょうか。
比較するのは変ですが、「石を磨く」を読むと、なんか星野桂三さんのようなキュレーションにはなれそうな
気がするのは僕だけではないだろう。
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